渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

大島真寿美

1,629円(税込)

本作品についてクーポン等の割引施策・PayPayボーナスライト付与の施策を行う予定があります。また毎週金土日曜日にオトクな施策を実施中です。詳しくはこちらをご確認ください。

    筆の先から墨がしたたる。やがて、わしが文字になって溶けていく──虚実の渦を作り出した、もう一人の近松がいた。江戸時代、芝居小屋が立ち並ぶ大坂・道頓堀。大阪の儒学者・穂積以貫の次男として生まれた成章。末楽しみな賢い子供だったが、浄瑠璃好きの父に手をひかれて、芝居小屋に通い出してから、浄瑠璃の魅力に取り付かれる。近松門左衛門の硯を父からもらって、物書きの道へ進むことに。弟弟子に先を越され、人形遣いからは何度も書き直しをさせられ、それでも書かずにはおられなかった半二。著者の長年のテーマ「物語はどこから生まれてくるのか」が、義太夫の如き「語り」にのって、見事に結晶した長編小説。「妹背山婦女庭訓」や「本朝廿四孝」などを生んだ人形浄瑠璃作者、近松半二の生涯を描いた比類なき名作!

    続きを読む

    レビュー

    • 2020/06/24Posted by ブクログ

      これは面白い!!!
      この作品は「物語-ストーリー」を紡ぎ出す男達のプライドと執念を描き出した傑作である。

      時代は江戸中期、舞台は大衆文化の故郷である大阪・道頓堀。
      テレビも映画もスマホもない時代、当...

      続きを読む
    • 2020/06/24Posted by ブクログ

      大阪の町民文化華やかなりし頃に、近松門左衛門という天才を得て全盛を極めた人形浄瑠璃が、歌舞伎の勃興とともに凋落していくのを、戯作者・近松半二の苦闘を通じて描いた小説。
      近松半二を主人公に置いた小説とし...

      続きを読む
    • 2020/06/24Posted by ブクログ

      語りの文芸作品。
      とんとんと、さらさらと、難波ならではの軽快リズム感が心地よく、話し言葉と書き言葉とが、区切れなく交互に繰り返される独特の語りが、とても心地よい作品でした。
      読んでる最中、そのリズムを...

      続きを読む
    開く
    [{"item_id":"A002145259","price":"1629"}]

    セーフモード