【最新刊】往復書簡 無目的な思索の応答

往復書簡 無目的な思索の応答

又吉 直樹/武田 砂鉄

1,430円(税込)

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    「ここでしか書けない」言葉の在庫を放出した。 言葉の世界にそれぞれ立ち向かう同年代の作家が、 一年半にわたって新聞上で交わした往復書簡。 それは、いわゆる「往復書簡」とはまったく異なる。 馴れ合いや戦略や俯瞰から遠く離れて、 記憶を掘り起こし、違和感を継ぎ足し、書くことについて考える。 流れから逸脱し、散らばった先でぶつかり合って、 思索が自由に泳いでいく。 「言葉への態度」をめぐる、個と個のあてどない応答の軌跡。 まえがき(武田砂鉄)とあとがき(又吉直樹)は書き下ろし。 「自分の名前で文章を書くということは、なにかを確定させるという意味において身体に文字を彫ることと似ている。取り返しのつかないことになりかねないし、覚悟が必要な行為でもある」……又吉直樹(あとがき) 「言葉を重ねていくと、意味が固まってくるものだけど、今回は、意味がただただ点在している感じが続き、生まれたり消えたりした。それはもしかしたら、とても貴重なことだったのでは、と思っているのです」……武田砂鉄(まえがき) 【本文より】 武田 極端な話をすると、ジャムの瓶を開けてもらったことで生まれた恋もあれば、ノリの瓶が開かなかったことで離縁を決めた事例もあるかもしれません。 又吉 たとえば、「流しそうめん」は考えようによってはわざわざいったん流すという無駄な行為でしかないのですが、でも楽しいんです。 武田 しょっぱい生姜焼きを「でしょー」と言われながら食べる。文章にもこういうことがあってもいいと思います。 又吉 僕自身、「世に迎合すると鈍る」などと思っていたのですが、「迎合」という認識が間違いで、起爆するための条件と捉えたらどうか?

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    提供開始日
    2019/03/27
    出版社
    朝日出版社
    ジャンル
    文芸

    レビュー

    • 2019/04/06Posted by ブクログ

      例えば〇〇が結婚した、〇〇が転職した、とか具体的な噂話が聞きたいんじゃなくて、ではそこから派生する、例えば結婚観や仕事観というと大袈裟だけど、そういう概念的な抽象的な話が好きな自分にはとても好きな本。...

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    • 2019/05/19Posted by ブクログ

      『火花』の又吉直樹と『紋切り型社会』の武田砂鉄による往復書簡。
      相手の手紙への完全な応答とも言い切れない返信で、思索を発展させ進んでいく感覚が、1人で考えている状態を再現・言語化してくれているような本...

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    • 2019/04/08Posted by ブクログ

      2019年4月8日読了。
      武「声って」
      又「読んでない人からも批判されるのは僕くらい」
      武「ああだこうだ」
      又「“今日、調子いいね”という呪縛」
      武「夜に馴染む」
      又「妖怪ケンムン」
      武「本音ベース」...

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