印度藩王国

印度藩王国

ヨーロッパ全体に匹敵する、広大な大地、ばく大な人口、多様な文化や言語を有するインド亜大陸。20世紀以前、この亜大陸には英領インドと別に、500を超す半独立状態の藩王国があった。それらの国を統治するのは「マハラジャ」や「ナワーブ」と呼ばれた絶対君主(王)たち。泥酔の挙句、舞姫と領土半分の賭けに興ずる「王」。イギリス渡航にあたって六か月分のガンジス河の水を携行する「王」。領土にダイヤモンドの産地をもち、あふれんばかりの富で知られた「王」。イギリス植民の進む近代インドにあって、昔ながらの生活に固執する王族、イギリス紳士とマハラジャの交流、近代化、世界大戦など、時代はうねりを見せながら、やがてガンジー、ネルーらの登場を迎える。1947年のインド・パキスタン分離独立にいたる以前の、インド各地にあった国々や王たち(Princes of India)の様子を生き生きと描いた『印度藩王国』。1934年に出版され、長らく衆目にふれることのなかった希少本が、現代仮名遣いで読みやすくなって登場です。【印度藩王国】目次序第一章 インド人のインド第二章 諸藩王国とインドにおける英国勢力の発展第三章 諸藩王国における生活第四章 諸藩王国における政治第五章 ラージプタナ地方、中部インドおよびカティアワール地方におけるラージプート族の藩王国第六章 カシミール地方―ヒマラヤ山脈地帯のラージプート族藩王国およびシーク教徒の藩王国について第七章 マイソールおよびトラヴァンコール藩王国第八章 マラータ族の藩王国第九章 ハイデラバード藩王国第十章 回教徒藩王国第十一章 ネパール王国第十二章 従属同盟政策第十三章 インド王侯と政治部第十四章 インド藩王侯とインド連邦第十五章 インドの将来「付」 インド藩王国について

ジャンル
学術・学芸
出版社
まちごとパブリッシング
提供開始日
2019/02/22

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