反原発の思想史 ──冷戦からフクシマへ

反原発の思想史 ──冷戦からフクシマへ

(「スガ」は糸へんに圭)秀実

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日本の反原発運動は、毛沢東理論の「誤読」による近代科学批判が大きな転機となった。それが「1968年」を媒介にニューエイジ・サイエンスやエコロジーと結びつき、工作舎や「宝島文化」を背景にしたサブカルチャーの浸透によって次第に大衆的な基盤をもつようになったのである。複雑に交差する反核運動や「原子力の平和利用」などの論点から戦後の思想と運動を俯瞰し、「後退りしながら未来へ進む」道筋を考える。

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ジャンル
学術・学芸
出版社
筑摩書房
掲載誌/レーベル
筑摩選書
提供開始日
2019/02/01

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