帝国日本と朝鮮野球 憧憬とナショナリズムの隘路

帝国日本と朝鮮野球 憧憬とナショナリズムの隘路

小野容照 著

1,815円(税込)
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五輪の優勝、WBCの準優勝により、韓国の野球は国民的スポーツとなった。いまその起源や日本経由の用語見直しなど、歴史の解明が喧しい。日本は朝鮮野球にどれだけ関与したのか――。 植民地時代の朝鮮野球は、朝鮮人と支配者日本人双方から重視されていた。日本人との試合は大いに盛り上がり、朝鮮ナショナリズムに火をつける。他方で当局は、中等学校の甲子園出場に道を開き、都市対抗野球を後押しし優勝に導くなど、融和政策 に“活用"する。 本書は19世紀末から「解放」される1945年まで、複雑な道程を辿った朝鮮野球について、2つの"民族"を通して描くものである。 序章  変化する野球用語第1章 ベースボールの伝来と野球の普及―韓国併合前第2章 暗黒時代―武断政治下の野球界第3章 「民族の発展は壮健な身体から」―文化政治期の朝鮮野球界1第4章 帝国日本の野球イベント―文化政治期の朝鮮野球界2第5章 戦時期朝鮮の野球界終章  植民地朝鮮の野球とは何だったのか

ジャンル
学術・学芸
出版社
中央公論新社
掲載誌/レーベル
中公叢書
提供開始日
2018/12/28

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