無意識の構造

無意識の構造

著:河合隼雄

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われわれは何かの行為をしてしまったあとで、「われ知らずに」やってしまったとか、「われながら思いがけないこと」をしてしまったとかいうことがある。自分でしておきながらまるで他人がしたことのようにいうのも不思議なことだが、本人の実感としてはそのように表現するより仕方がないのである。一体無意識の世界とは何なのか。ユング派の心理療法家として知られる著者は、種々の症例や夢の具体例をも取りあげながら心の深層を解明する。

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