光明皇后 平城京にかけた夢と祈り

光明皇后 平城京にかけた夢と祈り

瀧浪貞子 著

7

大宝元年(七〇一)、藤原不比等の子として生まれ、同い年の聖武天皇と同じ邸宅で育った光明子。やがて皇后となり、天武―文武―聖武と続く皇統の維持が最大の使命となる。だが、長屋王の変、相次ぐ遷都、身近な人々の死など、動乱の荒波は彼女にひとときの安らぎも与えることはなかった。「稀代の女傑」か、慈悲深い篤信の女性か。毀誉褒貶半ばする光明皇后の心奥まで光を当て、天平のヒロインの実像にダイナミックに迫る。

みんなの感想
ジャンル
学術・学芸
出版社
中央公論新社
掲載誌/レーベル
中公新書
閉じる
開く
  • 6回使える70%OFFクーポン(上限・条件あり)