貴公子と裸足の淑女

ソフィー・ペンブローク 翻訳:堺谷ますみ

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    差し出されたガラスの靴を、履いてはいけないシンデレラ……。 ツアーガイドのフェイスは、異国で貧しくも自由な生活を送っていた。だがある日突然、会社が倒産して仕事も家も失い、母国イギリスに戻る金さえなくて空港で途方に暮れていたとき、偶然知り合った富豪貴族のドミニクに、臨時ガイドとして雇われる。救世主である彼の役に立とうと懸命に働くフェイスだったが、彼女は出自にまつわる重大な秘密を抱えていた――本当はドミニクと同じ上流階級に生まれながら、なじめず失踪したのだ。フェイスはそれを伝えられないまま、優しくて魅力的な彼に誘われ、せめてひと晩だけの思い出として親密な夜を過ごしてしまう。その直後、彼に正体を知られ、悪鬼のごとき怒りに触れるとも知らず。 ■困窮してもなお、もといた場所には戻りたくないと願うフェイス。いつしかドミニクを愛するようになってしまいますが、皮肉にも、彼は自分が逃げ出してきた世界の中心に生きる人物でした。やがて終止符を打たなければならない、せつない恋の結末やいかに?

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