光秀・信長──「人」「カネ」「土地」の真実 ●著者略歴●はじめに●目次●第1章 光秀という男の素顔● 信長よりかなり年上だった光秀● 医者で鉄砲の名手● 信長にヘッドハンティングされる● 比叡山延暦寺の焼き討ちで大出世● 日本経済を支配していた延暦寺● 将軍義昭を見限った理由は所領の多寡!?● 短期間で織田家の重臣となれたのはなぜか●第2章 信長が秀吉を取り立てた本当の理由● 秀吉が西国攻めの軍指揮官に大抜擢される● 信長に取り入る秀吉の目論見● 武家社会が抱えていた切実な経済問題● 秀吉大抜擢に反発した荒木村重● 信長の所領集中政策1「息子を養子に出して有力武家を乗っ取る」● 信長の所領集中政策2「息子に戦功を挙げさせ、織田家の領地を増やす」● 信長の所領集中政策3「重臣を追放して所領を取り上げる」●第3章 信長の社会経済改革● 矛盾だらけだった戦国時代の政治経済● 荘園の不法占拠が「武士」の起源● じつは軍事力も弱かった武家政権● 室町幕府の財政力のなさが「応仁の乱」を招いた● 武家社会の矛盾に苦しむ人々● 本気で社会経済改革をおこなおうとした信長● 信長が領内でおこなった税制改革● 大掛かりな検地と城の廃棄● 検地の総責任者だった光秀● 先進的だった「明智軍法」●第4章 光秀を不安にさせた「近江の所領問題」● 織田家一門の領地を近畿や尾張に集中● 信長が近江を本拠地にしようとした意図● 交通の要衝だった近江● 近江は戦略上の拠点でもあった● 光秀に与えられた滋賀郡は近江の中心● 信長はなぜ、重要な滋賀郡を光秀に与えたのか● 光秀の坂本城は、日本屈指の名城● 晩年の信長の近江統治計画● 立ち退き物件だった光秀の坂本城●第5章 「朝廷の世」に戻そうとしていた信長● 武家社会を終わらせ、朝廷の世に戻す● 「兵農分離」すなわち「中央集権」● 城下に居住していた織田家の家臣たち● 中央集権の象徴だった信長の居城● 「征夷大将軍」ではなく「太政大臣」を拝命した信長● 朝廷復古のために支援し続けた信長● 「平清盛の末裔」を自称した信長の真意● 「国替え」によって武家と土地のつながりを絶とうとした信長● 「本能寺の変」の前触れだった荒木村重の叛乱●第6章 経済視点から見た「本能寺の変」● 葛藤の極致にあった光秀● お市の方と柴田勝家の関係● 光秀の妹「妻木」の死去● 信長の正室「濃姫」と「妻木」は同一人物!?● 四国征伐問題● 光秀に「国替え」の命令が下る● 光秀のプライド● 京都の防御を知り尽くしていた光秀● 信長の油断をつく● 光秀の誤算● 死んでも「光秀の天下」を許さなかった信長の反撃●サンエイ新書既刊●奥付●裏表紙
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