人体の冒険者たち――解剖図に描ききれないからだの話

著:ギャヴィン・フランシス 訳:鎌田彷月 監修:原井宏明

3,456円(税込)
ポイント 34pt

通常ポイント:34pt

〈クリニックを開業するのは、患者さんたちの身体といっしょに人生の風景を眺める、冒険旅行になぞらえられるかもしれない。よく知っている地形に見えても、往々にして分け入った小道が開けて、日々新たなパノラマをのぞくことになるのだ〉ルネサンス期、魂がどこよりも近くにあると考えられていたのが、唇だった。形を変えただけで息が温かくなったり冷たくなったりするのが、生命力の証拠だと思われていたのだ。また一七世紀の天文学者たちは、星の見え方をもっとよく知るために、目の構造に注目した。私たちの身体は、いつでも世界を知るための冒険の入り口だったのだ。スコットランドの総合診療医フランシスは、ときに救急医や従軍医として、さまざまな患者を診てきた。顔半分だけが麻痺した女性、手のひらを釘で打ち抜いた大工、直腸にケチャップの瓶が入った男性……。本書はそんな患者たちとフランシス、そして人体の解明に挑んだ偉人たちの冒険の物語だ。小説のような文体に人体をめぐる薀蓄を交えた、「読む人体図鑑」とも呼べるノンフィクション。さあ、人体をめぐる旅に出よう。

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  • 2019/02/01Posted by ブクログ

     現役の医師が、解剖学を中心に、全身を頭から足まで各臓器ごとにエッセイ風につづった本。人体に関して膨大な知識を持った人だなぁと感心させられた。それぞれは全く独立しているのでどこからでも読み始めることが...

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  • 2018/10/01Posted by ブクログ

    ===qte===
    人体の冒険者たち ギャヴィン・フランシス著 医療現場で見た人の美しさ
    2018/9/29付日本経済新聞 朝刊
     本書は、スコットランドのエディンバラで、小さな診療所を営む医師に...

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