日中戦争 前線と銃後

井上寿一

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    1930年代、社会システムの不調は盧溝橋事件発生へと至った。目的なきまま拡大する戦いの中、兵士たちは国家改造を期し、労働者や農民、女性は、自立と地位向上の可能性を戦争に見い出す。大政翼賛会の誕生はその帰結であった。前線の現実と苦悩、社会底辺の希望を、政治はいかにうけとめ、戦争が展開したか。統計資料から雑誌まで多彩な史料で当時日本の実像を浮かび上がらせ、日中戦争とは何だったのかを問う、著者渾身の一冊

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    • 2019/08/06Posted by ブクログ

      日中戦争そのものについて検証するというよりは、副題にあるように、前線と銃後のギャップと関係性についての論考であり、「事件は現場で起きている」をあらためて認識させられる内容になっている。
      多作の著者曰く...

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    • 2019/02/13Posted by ブクログ

      1章 兵士たちの見た銃後(銃後の退廃;慰問袋のゆくえ;祖国の再興を求めて)
      2章 戦場のデモクラシー(他者理解の視点;立ち上がる「文化戦士」たち;新しい文化の創造)
      3章 戦場から国家を改造する(文化...

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    • 2018/11/20Posted by ブクログ

      1930年代を戦争による好景気の時代、庶民が生活の向上を希望できた時代、多くの国民が積極的に戦争を支持した時代として描写する。そのうえで、前線と銃後の社会的ギャップがあったことを指摘する。
      本書の斬新...

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