【最新刊】アートは資本主義の行方を予言する 画商が語る戦後七〇年の美術潮流

アートは資本主義の行方を予言する 画商が語る戦後七〇年の美術潮流

1冊

著:山本豊津

789円(税込)

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    「『資本主義の終焉』を読み解くヒントが、現代アートにここまで隠されていたとは驚きだ!」……水野和夫氏(日本大学教授)推薦! 現代アートは理解できない……。美術館に行ってもそんな感想をもつ人は少なくないかもしれません。ましてや一見ガラクタに思える作品の価格がじつは数億円、と聞けば、なんとなくうさんくさい……と感じる人すらいるでしょう。しかし、じつはアートこそが私たちの生きる現代資本主義を体現する存在、といわれたら、どうでしょうか。まさにアートの「価値」と「価格」の関係にこそ、モノの値段が決まり、ときにそれが暴騰・暴落する資本主義の本質が隠されている、と山本さんは語ります。山本さんがオーナーを務める東京画廊は、日本初の現代美術画廊であり、当時まだ無名だったルーチョ・フォンタナやイブ・クラインという、いまや数億円の価値がつく現代美術家たちを発掘した目利きの画廊。だからこそ、その言葉にはただの画商とはひと味も、ふた味も違う切れ味と重みがあります。そして、その「価値」と「価格」の関係は時代背景によっても大きく変わる、と山本さん。本書において敗戦後から現在のグローバル化にまでいたる社会変化とアートの潮流が論じられるのは、まさにそれゆえです。西欧から日本の「もの派」へ、さらには中国や韓国へ……。そうしてアートの「周縁」が時代とともに移動していく様は、グローバル化のなかで次の投資先を求めて資本が移動していく様と重なることでしょう。ならば、その先に資本主義はどこへ向かうのか。そのなかで、日本美術はどのような存在感を発揮できるのか。戦後アート論としても、資本主義論としても多義的な読み方ができる、どこにもない美術論です。 【目次】第1章:資本主義の行方と現代アート――絵画に見る価値のカラクリ 第2章:戦後の日本とアート――東京画廊の誕生とフォンタナの衝撃 第3章:日本発のアートと東京画廊の歩み――脱欧米と「もの派」 第4章:時代は西欧からアジアへ――周縁がもたらす価値 第5章:グローバル化と「もの派」の再考――世界と日本の関係 第6章:「武器」としての文化――美の本当の力とは?

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    提供開始日
    2018/06/29
    連載誌/レーベル
    PHP新書
    出版社
    PHP研究所
    ジャンル
    趣味・実用

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    • 2019/12/20Posted by ブクログ

      借りたもの。
      美術を通してみる経済学。
      絵画の「使用価値」と「交換価値」が、特に今の現代美術において割に合わないような高値になってしまう理由を、資本主義の仕組みなどから紐解く。

      p.42からの織田信...

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    • 2018/05/11Posted by ブクログ

      美術鑑賞を趣味にするようになって、美術作品が持つ、人の心を動かす力の大きさというものを、実感するようになりました。
      しかしまだ、芸術や美術作品とはどのような存在なのか、自分の中で整理できていない部分が...

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    • 2018/01/14Posted by ブクログ

      アートと資本、資本主義の関係を論じるなんてすごすぎ。著者の豊かな教養もすばらしい。目からうろこの一冊でした。

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