【最新刊】情報リテラシーのための図書館――日本の教育制度と図書館の改革

情報リテラシーのための図書館――日本の教育制度と図書館の改革

1冊

著:根本彰

2,970円(税込)

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    「本書執筆の当初のモチーフは、書物自体は一貫して重要視されていた日本で、社会機関としての図書館の評価が低かったのはなぜなのかということにあった。私は書いているうちに、これは単なる図書館論にとどまらず、書物論、情報論、文化論、そして何よりも教育論にひろがっていかざるをえないと考えるようになった。図書館の存在が意識されにくかった理由は、日本社会が個人の知的活動を自律的に行うことを妨げてきた理由と同じだということに気づいたからである。」図書館情報学において、「情報リテラシー」は、テクノロジーの発達に応じてその習得・活用・提供技術の更新が求められる、生きたテーマである。情報が氾濫する社会を生きる私たちにとって、第一次資料の保存庫であり、公共の情報サービス機関である図書館は、信頼の置ける、身近な情報拠点だ。これからの図書館は、図書の貸出し、検索技術の提供にとどまらず、利用者の情報リテラシーを導くといった教育的な役割も自覚的に担ってゆく必要がある。そして今日、学校での情報リテラシー教育も喫緊の課題となっている。日本の教育現場において、情報リテラシー教育の重要性は意識されてきたが、それはコンピューターなどの情報通信技術を使いこなす技能という認識にとどまってきた。だが、真の情報リテラシーとは、情報を探索し、評価し、それにより自分の問題を解決できる能力、さらにはその力をもって批判的思考を展開できることをいう。本書では、日本の教育制度と図書館の社会史をふりかえることで課題を浮き彫りにし、今後どのような改革をなすべきか、欧米の学校の動向と比較しつつ方向を示す。

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    提供開始日
    2018/06/22

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    • 2018/04/17Posted by ブクログ

      図書館司書資格の取得の過程でよく耳にする「中小レポート」や「志民の図書館」、これらは50年近く前に書かれたものだが、今の図書館にはこの本こそまさに「図書館員のバイブル」と言えるのでは無いだろうか。

    • 2018/03/12Posted by ブクログ

      日本の特に図書館業界において混同されがちなコンピュータリテラシーと情報リテラシーは別物であるという点を強く打ち出しつつ、後者について広く日本の教育制度という視点から様々な例を引いて、その必要性を説く。

    • 2017/12/29Posted by ブクログ

      自分で今使うべき情報の大枠を把握し、評価しながらそれを活用する能力、情報リテラシー。情報リテラシーの重要性を日本人の学習の歴史や図書館史と絡めて解説した図書。
      既成の知識を確認する教育から、自ら知識を...

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