林蔵の貌(上下合本版)

林蔵の貌(上下合本版)

北方謙三

2

北蝦夷に男たちの夢と野望が交錯する――。激動の予兆をはらむ江戸・文化年間、越前の船頭・伝兵衛は謎の武士・野比秀麿を乗せ蝦夷地へと櫓を漕ぐ。そこに待っていたのは測量家の間宮林蔵。彼らの行ったロシア艦との秘密交渉は、徳川幕府とそれに対抗する朝廷・水戸・島津の連合勢力との抗争の口火となった。権力者たちの策略の渦の中を、間宮林蔵が駆け抜ける。近代日本の黎明期を描く歴史巨編。

ジャンル
文芸
出版社
集英社
掲載誌/レーベル
集英社文庫
閉じる
開く
  • 6回使える70%OFFクーポン(上限・条件あり)