【最新刊】長く高い壁 The Great Wall

1,760円(税込)
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1938年秋。流行探偵作家の小柳逸馬は、従軍作家として北京に派遣されていた。だが、突然の要請で、前線へ向かうこととなる。検閲班長の川津中尉と共に、北京から半日がかりで辿り着いた先は、万里の長城、張飛嶺。そこで待っていたのは、第一分隊10名が全員死亡という大事件だった。なぜ、戦場に探偵作家が呼ばれたのか。10名は戦死ではないのか!? 分隊内での軋轢、保身のための嘘、軍ならではの論理――。従軍作家の目を通し、日中戦争の真実と闇が、いま、解き明かされる。「戦争の大義」「軍人にとっての戦争」とは何かを真摯に捉え、胸に迫る人間ドラマ。電子書籍版特典として、2016年9月号小説野性時代に掲載されたインタビューがついています!
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同シリーズ 全1冊
レビュー
- 長く高い壁 Th...Posted by ブクログいいね 0
2018/06/06-06/20
▶︎戦中外地で普通に行われていただろうことの異常性を明らかにした作品。戦争は善良な市民を狂気に走らせる。 - 長く高い壁 Th...Posted by ブクログいいね 0
戦時中の中国が舞台のミステリー。
当時の中国と軍隊というのが、浅田さんの十八番ということもあって、内容的には重いのですが、読みやすかったです。
(特に口述調の部分は、水を得た魚ばりに、文章が生き生きと...続きを読む - 長く高い壁 Th...Posted by ブクログいいね 0
万里の長城で日本軍の兵士たちの死体が発見された。
戦死、ではない。
軍属の探偵作家がその謎を解明するために派遣される。
生き残りのやり手の実務家軍曹、刑務所帰りの一等兵、元銀行員の憲兵隊大尉、ヤクザあ...続きを読む
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