
針と姫
子供の頃、魔法使いに憧れていた。呪文ひとつで女の子を綺麗なお姫様に変身させる魔法使いに。大人になった僕は杖と呪文の代わりに針とハサミを持ち、洋裁教室の講師になった。そんな僕の前に女性の服や下着に憧れる浅野さんという男性が現れた。僕に女物の服を作ってほしいと言う。浅野さんはチカチカ光る星みたいな人で、この人になら僕の魔法が使えるのかもしれない、と思った──
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本作品には、一部過激な表現・描写が含まれていますので、ご購入はご自身の判断と責任において行ってください。