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続刊
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著:木内登英
異例の金融緩和政策の正常化は今、金融市場の最大の注目点だ。日本銀行の国債買い入れペースの決定権は2016年9月、政策委員会から日銀の現場へと移っており、事実上、金融政策の正常化を進める環境は準備されてきた。今後、正常化策はどのように講じられていくのか。一方、2%の物価安定目標はどのように「柔軟化」されていくのか。著者は2012年7月~17年7月の5年間、日銀審議委員を務めた。その間、金融緩和の拡大策に対して「副作用が大きい」として反対票を投じ続けた。日銀は何を議論し、どのように決定してきたのか。圧倒的なリアリティをもって、日銀や世界の金融当局の議論を振り返る。本書は3部で構成され、非伝統的金融政策の本質を追究するとともに、1998年に施行された日本銀行法が持つ意味を改めて考察、また急拡大中のフィンテックへの中央銀行の対応を論じている。【主要目次】第I部 非伝統的金融政策の評価第1章 限界に直面した非伝統的金融政策第2章 最近の非伝統的手段の検証第3章 非伝統的金融政策の系譜第4章 金融政策の新潮流第II部 日本銀行の役割 第5章 日本銀行法改正20年の軌跡と評価第6章 日本銀行の中核的政策の現状第7章 日本銀行のフロンティア第III部 フィンテックをどうとらえるか第8章 AIの金融市場、中央銀行業務への浸透第9章 デジタル通貨の可能性
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