狂い壁 狂い窓

狂い壁 狂い窓

竹本健治

9

東京・大田区の高台に樹影荘と名づけられた古びた洋館があった。かつて産婦人科病院として建てられたもので、かたわらには鬱蒼とした樫の大木が生えていた。ここには六組の入居者が住んでいた。この樹景荘で怪事件があいつぐ。トイレの血文字、廊下の血痕、中庭の白骨…血塗られた洋館と住人たちの過去が、今あばかれる。

ジャンル
ミステリー
出版社
講談社/文芸
掲載誌/レーベル
講談社電子文庫
閉じる
開く
  • 6回使える70%OFFクーポン(上限・条件あり)