15回目の昨日

クリスティン・テリル 翻訳:田辺千幸

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    15回目の過去に戻る。あなたのいない世界をつくるために――。“過去”と“未来”が交錯するサスペンス! 国際スリラー作家協会最優秀YA賞受賞作! これは始まりにすぎないとわかっていた。過去の十四人のわたしが経験したタイムトラベルを、わたし自身はまだ経験していないけれど、これからなにが起きるのかはいやというほど聞かされている。地下深くに作られた、トラックが走れるくらい太い数キロメートルもの長さのパイプのなかを回転する粒子は、やがて光に近い速度で衝突を始める。強烈なその衝撃が時間にひびを入れるのだ。 不意に恐ろしくなった。わたしの理解を超えるこの装置のことではない。怖いのは、時間を越えたあとでしなくてはならないことだ。――本文より抜粋 目覚めると、少女エムは傷だらけの体で独房に繋がれていた。排水口の奥には見覚えのない自筆のメモ。15行のリストの最終行には、ある人物の抹殺が指示されていた。対象者は天才科学者ジェームズ。メモによれば、これまで14回、過去に戻り未来を変えようとしたが失敗し、残された最後の手段はジェームズを――初恋の彼を殺すことだという。エムは意を決し、時のうねりに飛び込んだ。

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