日本人は死んだらどこへ行くのか

著:鎌田東二

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    お墓のあり方、生まれ変わり、天国、怨霊……。『古事記』から『君の名は。』までを読み解き、新たな「安心」を求める。私たちは死んだらどこへ行くのか――。これは誰もが必ず直面する問いであろう。この問いは、大いなる不安を伴うものであり、ときに絶望ですらあり、さらに深い孤独を感じさせるものでもある。ほとんどの宗教が「死後」の問題を中心に据えているのも、それゆえだ。たしかに、「死んだらどこへ行くのか」についての固い信念があれば、「安心」を手にすることができるかもしれない。だが、その信念を持つことは現代日本人の多くにとって、そう容易なことではない。現代に生きる日本人として、自分自身にとっての答えを見つけるために、古来、日本人が死についてどのように考えてきたかを知ることから始めよう――。宮沢賢治、遠藤周作、三島由紀夫、柳田國男、折口信夫、新海誠、本居宣長、平田篤胤らの議論から、日本神話、怨霊思想、和歌の生命力、アニミズム的発想、自分史的観点までをふまえつつ、「死」と「日本人」の関係を結び直し、現代の「安心」を求める意欲作。 【目次より】●序章:変容する「死」の風景――孤独、矛盾、そして安心 ●第一章:臨死体験、生まれ変わりへの興味――「死」を探究する ●第二章:「縁」をいかに結び直すか――『先祖の話』と個人の救済 ●第三章:『古事記』の死生観――本居宣長と平田篤胤の安心 ●第四章:怨霊と鎮魂――悪しき霊をいかに救うか ●第五章:星になる、風になる――「草木国土悉皆成仏」の思想 ●終章:「死」と「史」と「詩」――ディープエコロジーと自分史

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    • 2018/03/05Posted by ブクログ

      遠藤周作、深い河

      柳田国男 先祖の話

      本居宣長と平田篤胤

      被災地のタクシードライバーが出会った幽霊

      生病老死 赤ん坊の肉体はこの世において死体に向かって成長する

    • 2018/02/06Posted by ブクログ

      宗教学者だと思っていた鎌田東二さんが、臨床宗教師という新たな衣をまとって日本人の死生観に関する小論をまとめた内容。
      現代を新たな中世とスパイラルさせて見るのは了解しますが、そこに新たな親鸞や道元が現れ...

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    • 2017/08/22Posted by ブクログ

      死んだらどこへ行くのか。
      現代では魂の存在自体が軽んじられている風潮にある。
      現に直葬、極端にはゼロ葬という死んだらそこで終わり、無になるという考えも増えてきている。
      死ぬときは一人というイメージが何...

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