すべての新聞は「偏って」いる ホンネと数字のメディア論

荻上チキ

1,430円(税込)

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    特定のメディアの偏りばかりが目につくとしたら、それは観察する者が何かの立場に強くコミットメントしているためだ――人と人とのコミュニケーションに、偏りが存在しない状態はない。この世に「真実そのもの」が仮にあったとしても、それをまっさらに伝えることのできる「なかだち」は存在しない。文字であろうが映像であろうが音であろうが、伝えられる情報量は有限だ。ニュースは出来事を要約して伝えなければならないし、仮に無限の伝達が技術的に可能であろうと、人の時間は有限である。すべての情報は断片的で、切り取られたものだ。何かの断片的で編集された情報を手にしたうえで、「真実を知った」と思い込むのは誤っている。〈本書まえがきより〉評論家・ラジオパーソナリティとして活躍する著者による、分断の時代のメディア論。本書では、安保法制や軽減税率など過去の新聞記事を引用しながら、あるいは独自データを用いながら、各メディアの「クセ」が示される。それを見て、「やれやれ」「やっぱり」と溜飲を下げるかもしれない。が、本書の目的は、むしろ、そうした“ふるまい"へのリハビリにある。「バイアスのないメディアなど存在しない」という前提に立ち、その「クセ」を詳らかにすることで、分断する社会で溢れる情報とつきあう具体的スキルを提示する一冊だ。

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    • 2020/01/26Posted by ブクログ

      自分の読んでる新聞がだいぶ偏っててだんだん思想が染まってきたと自覚してたので、読んでみました。
      データベースからの中立的な分析で、各紙の個性がよく見えてきました。
      わかったのは、偏りのないメディアは存...

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    • 2020/01/16Posted by ブクログ

      読売、朝日、日経、毎日、産経の主要5紙を徹底比較。
      記事の取り上げ方、内閣支持率の統計の取り方、よく呼ばれる専門家やその登場回数などを多角的に分析し、比較した表が異様に多い本。
      各紙の政治的立場や社会...

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    • 2019/12/21Posted by ブクログ

      コンテンツアナリシスとしてはやや食い足りない感じ。論じるに当たって根拠となる数字等が示されていないことに違和感を感じ続けた。新書のレベルだから仕方がないのかなあ。

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