『大和、好きやで、大好きや―――』島から出ることを決断した浩平は、日々受験勉強に追われていた。寝屋にも両親にも本心を話した浩平だったけれど、大和とはあの言い合いをした日から口をきいていなかった。そんなある日、学校での特別授業を終えた浩平を大和が待っていた。最後に口をきいてから二カ月がたっていた。大和が自分について思っていたことを隠さず打ち明けてくれたことで、浩平も素直に自分の大和に対しての気持ちを話すことができた。ただ一つの本心を除いて……。幼馴染たちの多感な時期を描く離島物語。切なさに胸が疼く最終話。(「Hard to say I love you3」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.44に収録されています。重複購入にご注意ください)