春山入り(新潮文庫)

春山入り(新潮文庫)

青山文平

7

藩命により友を斬るための刀を探す武士の胸中を描く「春山入り」。小さな道場を開く浪人が、ふとしたことで介抱した行き倒れの痩せ侍。その侍が申し出た刀の交換と、劇的な結末を描く「三筋界隈」。城内の苛めで病んだ若侍が初めて人を斬る「夏の日」。他に、「半席」「約定」「乳房」等、踏み止まるしかないその場処でもがき続ける者たちの姿と人生の岐路を刻む本格時代小説の名品。『約定』改題。

ジャンル
文芸
出版社
新潮社
掲載誌/レーベル
新潮文庫
閉じる
開く
  • 6回使える70%OFFクーポン(上限・条件あり)