ゲームライフ――ぼくは黎明期のゲームに大事なことを教わった

ゲームライフ――ぼくは黎明期のゲームに大事なことを教わった

著:マイケル・W・クルーン 訳:武藤陽生

2,860円(税込)
クーポン利用で860円獲得へ

「何回死ねるの?」ぼくはジェイムズに訊く。「三回だ」と彼は言う。「『パックマン』の話だよな?」「いや、一生で」――「七歳でプレイしたことがぼくを変えた。それはぼくに新しい成長の方向を与えた」パソコンが未知への扉だった頃、子どもにとってPCゲームはセンス・オブ・ワンダーの源だった。本書はゲームと子どもの内なる関係を新しい筆致で綴る。背景に垣間見えるのは、80年代アメリカの郊外地域の情景だ。レーガン信奉、第三次世界大戦の脅威論を煽るメディア……その只中で少年期を過ごした「ぼく」の頭の中は、ゲームと身近な人々のことでいっぱいだった。数字の力、地図の力、「ここではない」世界の創造、魔法と絶望、死について……みんなゲームが教えてくれた。だがそれと並行して、「ぼくの中の別の部分は、人から遠ざかる方向に育とうとしていた」残忍なスクール・カーストや、ぎこちなさを増す現実世界との関わりの記憶は、唯一の拠り所だったゲームの記憶とともに、著者の脳裏に一層深く突き刺さっている。ゲームと人生の奇妙な二重奏に引き込まれ、胸を衝かれるスリリングな一冊。

ジャンル
ビジネス
出版社
みすず書房
提供開始日
2017/10/18

この作品をシェアする

閉じる
開く

クーポン利用で【70%OFF】860円(税込)で購入できる! 6回利用可能

値引き額上限に達しています。

初回ログインでもらえる70%OFFクーポン

2024/07/31 23:59 まで有効