【最新刊】武士の碑

880円(税込)
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その男の奏でる調べは、武士の時代への鎮魂歌か――。西郷隆盛と大久保利通の後継者と目されていた村田新八は、岩倉使節団の一員として渡欧、パリにおいて、西郷が大久保と袂を分かって下野したとの報に接する。二人を仲裁するために帰国し、故郷・鹿児島へと向かったものの、大久保の挑発に桐野利秋らが暴発。ここに、日本史上最大にして最後の内戦・西南戦争の火蓋が切って落とされた。著者渾身の長編小説。
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レビュー
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西南戦争の村田新八のお話。
あまり詳しくない人物のため、とても興味深く読めた。
戦争の記録を相当に読み込んで書いていると思った。明快かつ重厚な近代戦の描写に引き込まれた。
西郷と村田新八と、西南戦争の...続きを読む - 武士の碑Posted by ブクログいいね 0
何故、この国の最後になる内なる戦いが、無ければならなかったのか?西郷と大久保の次には・・・。一人の後継者であったかもしれないこの男の人生。パリでの日々も又、愛おしい。
- 武士の碑Posted by ブクログいいね 0
西南戦争をモチーフとした作品で1870年代のパリを交わらせる試みは非常に興味深かった。
一方で西南戦争自体の描写は惰性で読んでしまった感が否めない。その理由には、史料が多く残りすぎているために描写や...続きを読む
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