月さえも眠る夜

梶谷雅樹は、付き合っていた同僚女性の退職をめぐるトラブルから、自身も退職することになってしまう。退職した日に出会ったホームレスと、その後ことあるごとに会い、人生の様々なことについて語り合う。「僕たちは、動き続けないといけない」「そうさ。マグロと一緒よ」。実家に帰った雅樹は、過去の思い出を辿る。そして、子どもの頃に一緒に流れ星を見に行く冒険をした新山さおりに会いに行った。雅樹とさおりの少年少女時代を描いた作品『夜を越え』の続編。

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