自我と無我 <個と集団>の成熟した関係

著:岡野守也

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    「自我の確立」と「無我の境地」。めざすべき人格のあり方はどちらか? 現代人は自我を強調するあまりエゴイズムに陥ってしまった。一方、無我とは滅私奉公であるとの、歴史的誤解への反省も、いまだ曖昧である。本書では、大乗仏教の唯識学と現代アメリカの哲人・ウィルバー思想、さらにスイスの発達心理学者・ジャン・ピアジェの理論などを手がかりに、自我と無我の本来的意味を整理する。「無我の空の関係」「自我とエゴイズムの違い」「未我→自我→無我の成長プロセス」などをわかりやすく解説。その上で、自我と無我の対立概念を超えた大いなる宇宙観(コスモロジー)を提唱。人間の心は誰でも覚りに到達する可能性を秘めていることを理論的に証明する。東洋宗教と西洋心理学を統合し、理想の人間性を追求した思想的メッセージの書である。まさに、日本精神史百年の葛藤を解消する好著である。

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    • 2019/03/20Posted by ブクログ

      禅体験をベースに仏教の唯識とウィルバー思想で理想の人間像を説明する。

      筆者は臨済宗妙心寺派の秋月龍珉師のお弟子さまのようで、禅解釈も師の影響を受けていらっしゃるのだろう。

      忘我と無我の違い、忘我と...

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    • 2016/11/28Posted by ブクログ

      自我と無我は対立概念ではなく、未我(プレ・パーソナル)→自我(パーソナル)→無我(トランス・パーソナル)への発達段階だとする。

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      2011/04/23Posted by ブクログ

      この内容にはネタバレが含まれています
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