【最新刊】君が僕を4 将来なにになりたい?

君が僕を

中里十(著)/山田あこ(イラスト)

627円(税込)

本作品についてクーポン等の割引施策・PayPayボーナスライト付与の施策を行う予定があります。また毎週金土日曜日にオトクな施策を実施中です。詳しくはこちらをご確認ください。

    真名がいた間、弱いのはいつでも私だった。真名は姿を現すと、野良猫にでも近づくようにゆっくりと近づき、右手の人差し指を持ち上げ、まるで指紋を見せるかのように私の目の前に差し出した。私は左手の人差し指を、真名の指に重ねた。真名は野生動物のように微笑んだ――。真名は街のショッピングセンターの商売繁盛の神様“恵まれさん”をしている。私は“恵まれさん”の“執事”。私は真名を愛することに日々を費やしている。一学期が始まって、父が沖縄から家に帰ってきた。そして真名と鉢あわせをした。父に真名との関係をすべて打ち明けると、父は真名にこう尋ねた。「将来なにになりたい?」変化の兆しが表れたのは六月末。真名がなんと、“恵まれさん”を引退すると言いだした。それは、真名が、この街を去ってしまう日が近づいているということでもあった。“恵まれさん”を引退した彼女は、とうとうお金に触れるようになってしまう。とたんに、彼女の外見と行動にも変化がみえ始め、私は動揺する。そんな私と真名の目の前に現れたひとりの少女――それは私よりも昔、真名の“執事”を務めていた縁だった――。耽美、哲学的百合小説。堂々の完結。「君が僕を」のメッセージがいま、解かれる。※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

    続きを読む
    提供開始日
    2016/10/21
    連載誌/レーベル
    ガガガ文庫
    • 君が僕を 全 4 巻

      未購入の巻をまとめて購入

      君が僕を 全 4 巻

      2,508円(税込)
      25pt獲得

    レビュー

    3.8
    7
    5
    2
    4
    2
    3
    3
    2
    0
    1
    0
    レビュー投稿
    • 2010/05/02Posted by ブクログ

      前巻と同じく、サブタイトルの問いが、鍵になっています。
      新しいキャラも登場し、少し変化が出てきて、テンポも良くなったと思われます。
      そして、やはり最後の最後で、圧倒させられるような答えが出てきます。

    • 2019/01/10Posted by ブクログ

      『荒野の恋』のような少女小説的な展開に
      なったけれども中身はやはりレトリックの方へ行ってしまうのであった
      それが作者の個性というか書きたいものなのだろうから仕方がない

    • 2010/05/02Posted by ブクログ

      主人公が過去を振り返っている、という設定で、時折現在の主人公からの分が出てきます。そこでは、彼女のかつての友人を登場させ、少し不思議なつくりになっています。
      内容としては、哲学的な描写が多いです。
      ...

      続きを読む
    開く

    セーフモード