P+D BOOKS 上海の螢・審判

武田泰淳

605円(税込)

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    戦中戦後の上海を描いた傑作二編が甦る!『上海の螢』は、著者が32歳で中日文化協会の文官として滞在した約2年間に及ぶ、敗戦前後の上海での体験を克明に記録した貴重な史料でもあり、一編を遺して未完のままとなった遺作。1947年発表の『審判』は、『上海の螢』より古く、一兵卒として中国参戦した自身の戦場での体験告白でもあり、誰にも裁かれない自分の犯した戦争犯罪を自身の手で裁くために描かれた問題作。第一次戦後派作家の“巨人”武田泰淳と上海という場所の因縁深い2作を同時収録。

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    レビュー

    レビューコメント
    • 戦争がいかに人の心とモラルを破壊してしまうか、それに「審判」を下さねばならなかった青年の胸中はいかばかりであったか・・・。いまだに心的外傷を抱えて生きる人々も、口には出さぬが数多くいるのだろう。読後感...

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    • 「上海の蛍」、 戦争末期の上海の租界において、東方文化協会なる職場で日中の文化交流のための出版を手がけていた折りの、極めて曖昧な日々が曖昧なままに書かれていて凄いと思った。 上海の人、本国の日本人、日...

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    • 「上海の蛍」から数編の短編は敗戦間際の国際都市上海ての生活を描いた私小説。まだ作家以前の日中文化協会の文官として日本の文化を占領地の中国人に戦時教育するがその地でしたたかに生きる中国人と日本からやって...

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    • 「上海の蛍」をはじめとする散歩シリーズはよく分からない不思議な文章だった。実名とアルファベット名が入り混じる謎の空間が、当時の上海の猥雑さを象徴しているみたいで面白い。「審判」はとても良かった。戦時中...

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    • 「上海の蛍」は戦中の上海の様子を描いている。どうやら散歩シリーズらしく、淡々としていてあまり面白くない。「審判」は前線で一般人を殺した罪に苛まれる青年を描いた問題作。彼は誰にも裁かれない罪を自覚し続け...

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