孤愁の岸

孤愁の岸

杉本苑子

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誰のために? 何のために? 慣れない重労働に、疫病で死ぬ者200名、巨大な権力に捨身の抗議をぶつけて屠腹する者50名。未曾有の難工事は薩摩藩士の死屍累々の上についに完成するのだが――。泥海の中に潰え去った男たちの無念に、平時のいくさの惨酷さを見事に描き切った著者の代表作。

ジャンル
歴史・時代
出版社
講談社/文芸
掲載誌/レーベル
講談社電子文庫
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