【最新刊】妖恋

妖恋
1冊

著:皆川博子

600円(税込)
ポイント 6pt

通常ポイント:6pt

男と女が落ちたのは、甘美な恋か、底知れぬ闇か。江戸の恋は、こんなにも妖しく、こんなにも切ない。年下の火消し鳶との祝言をひかえた女が、火事の夜に知ってしまった男の秘密に、自らの暗い深淵を覗き込む「心中薄雪桜」。「血の臭いをかぐと螢は死ぬよ……」。姉の家に男を誘う少女の闇を描く「螢沢」。菊作りに精を出す隠居した男が月夜に出会った、娘姿の人形を操る不思議な少年に魅せられてゆく「十六夜鏡」。変化朝顔に魅入られた男女の虚ろで残酷な恋の末路を、無垢な少女が見つめる「濡れ千鳥」。『開かせていただき光栄です』『少年十字軍』などで話題の著者が、江戸の四季の風物に彩られた七つの恋のかたちを描く。大人のための、そして大人の世界を垣間見たい人のための珠玉の短編集。

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提供開始日
2016/05/20
連載誌/レーベル
PHP文芸文庫

同シリーズ 全1巻

レビュー

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  • 2017/06/07Posted by ブクログ

    美・情・狂 文章や人物の表に現れる美しさ その底や背後にある情念 そして怪談的幻想的ともいえるが 一線を踏み越えてしまった狂気の世界 それに甘く妖しく浸る。 現代から描くお江戸を舞台に大人の怪談とも。

  • 2014/05/20Posted by ブクログ

    江戸時代を背景とした短編集。 どのお話も、タイトルが艶めかしくも美しい。 この時代だからこその切なさが胸に迫る。 これを今の時代の言葉で言うならば、 大人のファンタジーか。

  • 2014/04/20Posted by ブクログ

    1作約30頁という短篇でありながら、読者を世界観に浸らせさらに主人公の狂気的な恋情を恐怖や絶望だけでなく切なさと幸福に変える文章に感服。 江戸なのに江戸ではない、江戸でないようで江戸の出来事。曖昧さ加...

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