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著:野村総合研究所デジタルビジネス推進部
人工知能、IoT(Internet of Things)、APIエコノミー、FinTech、デジタル・マーケティング……ビジネス・経済・社会のしくみを変える技術トレンドを徹底予測 2015年は、IoT(Internet of Things)や人工知能、ロボット、さらにはFinTechといった技術が話題となった。特に人工知能は、この2、3年のIT業界における大きなトレンドとなっているビッグデータの処理や分析を効率よく行い、人間の意思決定を支援してくれる技術として、やや過剰ともいえるほど期待が高まっている。また、ファイナンスとテクノロジーを組み合わせた造語であるFinTechも「金融業界に革命を起こす可能性がある」として、期待と不安から急速に関心が高まっている。本書は、ITをビジネスに活用する企業の経営者や企画部門の方、実際にITの開発や運用に携わる方々に対して、2016年以降のIT利活用のナビゲーションとなるべく、以下のような構成としている。■第1章 「ITロードマップとは」 ITロードマップの概要を紹介するとともに、前作の簡単なサマリを記した。また、「2030年のIT」として、2030年に向けての技術動向および企業に対する影響についても解説している。■第2章 「5年後の重要技術」 5年先までの間にビジネスや社会に広く普及し、さまざまな影響を及ぼすと考えられるITとして「人工知能」「IoT」「APIエコノミー」等の技術トレンドについて紹介した。また、関連するトピックスとして、「パーソナルロボット」「IoTのセキュリティ」「ハッカソン」等をコラム形式で取り上げている。■第3章 「複合的なITの活用による新サービスの可能性」 技術の観点からの切り口ではなく、特定業界と関係が深いテーマを扱っている。具体的には、金融業界と関係の深い「FinTech」、流通小売業界と関係の深い「リテールTech」、広告業界と関係の深い「デジタル・マーケティング」を取り上げた。 また、FinTechの中で特に注目を集めている「ロボ・アドバイザー」と「ブロックチェーン」については、やや長めのコラムとして、解説を加えている。
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