カスケードノート 研究メモ歌

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東三郎

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    各地で土砂災害が起こっています。文明が発達して、人は山地を切り開いて住むようになったからです。雨の多い火山列島は、地層が弱いので崩れやすく、土石流が起こりやすいのです。皮肉なことに、そんな場所では樹木の成長が好くて、安定しているように見えます。常識が通用しないので、災害になるのです。文明社会では「防災」というコトバをよく使いますが、いつ、どこで、どのように起こるかわからない地表の変動を、事前に制御することは出来ません。難を逃れる事、つまり「避難の心掛け」が必要です。私は60年余り砂防工学の勉強をしました。役所の災害復旧工事に付き合って、土地の運動法則を引き出す研究に没頭しました。世の中では、砂防堰堤(えんてい)とか砂防ダムというコトバが使われますが、これは私の体質に合わない嫌いなコトバでした。何故か?堰堤やダムは水をせき止める設備で、水を使うための手段です。一口で言うと、砂防工学では水をせき止める必要がないのです。暴流をなだめすかして素直に導けば、土石は静かにおさまるのです。沈静したところには、自然に樹木が育ちます。私は低構造の人工滝を、階段状に並べた「段滝」を、「カスケード工法」と名付けて、主に火山山麓で実験してきました。大雨の後で上々の結果が出ていることを確認しました。各地の記録を集約して、伝達できる理論に仕上げなければなりません。そのワンステップとして、書き留めたメモ歌を並べました。経験のない人に無理強いは出来ません。写真に付けた年代の開きで、変化を読み取って、カスケード工法の意味を考えていただければ幸いです。避難の方法を語り合う資料になるはずです。2016年2月16日 東 三郎

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