異国の窓から

著者:宮本輝

561円(税込)
ポイント 5pt

通常ポイント:5pt

取材先のウィーンのオペラハウスで、著者はいかめしい顔の係員にまくしたてる。「天井桟敷」でも客は客やぞ。天井桟敷の隅で、汚い服を着てるやつのほうが、ボックス席の金持ち連中よりも、はるかに深い心でオペラを観るかもしれんやないか」。大阪弁「必殺日本語突き」に、金ボタンの制服を着た係員もすごすごと退散する……。別れの悲しみは胸に仕舞い、素晴らしい人々との出会い、出会い、出会い。綴られた、ドナウ河の美しき情景に展開する生の歓喜と悲しみ、それはもう、ファンタスティック! ヨーロッパ七カ国、そして中国を巡る笑いと涙に充ちた名紀行文。

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レビュー投稿
  • 2014/02/19Posted by ブクログ

    『ドナウの旅人』を書くにあたっての旅を綴った紀行文。宮本輝の小説は読んだことがない。古本市でなんとなく惹かれて購入した。
    旅の途中で何を見てどんな事を考えるかって、すごくその人の人柄を表すと思う。この...

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  • 2007/01/14Posted by ブクログ

    あぁ、そうだ、80年代後半のヨーロッパはこうだったんだ、と懐かしく思い出す。もちろん、実際にその場にいたわけではないがTVなどで見たちょっと青白い映像だったり、「西ドイツ」や「ユーゴスラビア」という国...

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  • 2006/09/28Posted by ブクログ

    旅行記.共産主義の時代の様子がわからないので視点がよくわからない部分もありました.詩の引用,文章の引用部分が効果的.[2006.09.27.]

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