優しいサヨクの復活

著:島田雅彦

730円(税込)
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戦後の政治的経緯を振り返ると、いまこそサヨクの価値を見直すときが来たと思う。確かにサヨクは主流派にはならないかもしれないが、おかしいと思うことに声を上げてこそ存在価値がある。四十年ぶりに市民が戦争反対や憲法擁護を叫ぶようになったことには、大きな意味がある。……(第1章より抜粋)「戦争法案」ともいわれた平和安全法制をめぐって大きな反対運動が巻き起こった日本。なかでも学生たちを中心としたデモ活動は、日本社会に強いインパクトを与えた。彼らの素朴な感性が、国家を変えていく力になる、とかつて『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビューした作家は語る。暴走する日本政治、ないがしろにされる憲法……そんな時代だからこそ、一見周回遅れにも思えるサヨクが真の価値を発揮する。戦後日本において右と左の対立軸はどこにあり、それがどうねじれてしまったのか。日本国憲法を守り抜かねばならないほんとうの理由は何か。さらには厄介な隣国・中国との付き合い方から転換期を迎える資本主義の未来までを、評論家にも、政治家にも語りえない豊かな想像力を駆使して本書は描き出していく。本来ありうべき「もう一つの談話」までも収録した、現代を代表する作家による渾身の一作。

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レビュー投稿
  • 2015/12/17Posted by ブクログ

    反安保、反原発という立場で、反阿部政権の立場で書かれている。心情的には同意。
    ただしPHP新書という枠での限界なのだろうか、根拠を示さぬ個人的な思いもしくは通説の言いっ放しで、内容的には酒席の放言に過...

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  • 2015/12/13Posted by ブクログ

    この本と同時並行で映画ポセイドンを観たばかりです。豪華客船ポセイドン号が航海中、信じられない高さの大波を船体の側面で受けて転覆してしまいます。舵を切りますが、間に合いませんでした。天地がひっくり返り船...

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  • 2015/11/13Posted by ブクログ

     あれだけ反対運動が盛り上がっても安保法制は国会を通過し、辺野古への基地移転は進み、原発は再稼働する。全て、現在の与党に多数の議席を与えた選挙の結果だ。しかも、次の選挙で政権を変える見通しは立っていな...

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