Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2017年 11月号 [日本建築の至宝]

カーサブルータス編集部

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※『数寄屋大工の名工』の茶室翠庵(畠山記念館敷地内)の写真は掲載されておりません。※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページや特別付録が含まれない場合がございます。※本雑誌はカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。杉本博司が案内するおさらい日本の名建築現代美術作家・杉本博司による日本建築特集です。敷居が高いイメージがある日本建築、案内役は現代美術作家の杉本博司。……この並び、なんだか小難しい特集のように思えますよね? ところが全く逆です。杉本さんはその建築が持つ神髄を、素人にもわかりやすい平たい言葉で解説してくれるのです。例えば、千利休。誰もが一度は耳にしたことのある茶人ですが、では「数寄屋」や「わびさび」ってどういうこと? と問われると、うっ…と言葉に詰まりますよね。でも、杉本さんの手に掛かればこうです。数寄屋とは数寄者の住まう家のことである。数寄とは「好き」のあて字で、風流に遊ぶ、すなわち和歌や茶の湯、生け花などをたしなむことを言う。(中略)今日までに伝わる利休作と信じうる唯一の茶室遺構である待庵は、片田舎の苫屋のような、草むした庵を演出し、金満家が貧乏人を気取るという悪趣味を、最も洗練された風情として定着させた。「名馬を藁屋につなぎたる風情」とは、ロールスロイスで屋台のおでん屋に出かけるといった風情である。(中略)こうして、もてはやされるようになった「侘茶」は、侘びることが自身の成功を詫びるような、利休のひねた精神が発露されたものと言えよう。どうです? 千利休について少しわかった気がしませんか?そう、この特集は杉本さん独自の視点で選んだ日本の名建築をわかりやすくおさらいできる特集なのです。そして、古代から近世までの日本建築の素材や工法を研究してきた杉本さんの建築の集大成、小田原文化財団〈江之浦測候所〉をより深く理解できる特集でもあります。●千利休 妙喜庵 待庵 千利休とは何者ですか?●3大モダン数寄屋建築家 堀口捨己 八勝館 御幸の間、残月の間 吉田五十八 旧北村邸(四君子苑) 村野藤吾 都ホテル 東京、京都 佳水園●対談:杉本博司×藤森照信 司会=藤本壮介 なぜ茶室にこだわるのですか?

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