ITナビゲーター2016年版

ITナビゲーター2016年版

東京オリンピックの先にある未来を読み解くネット・リアル融合時代のIT市場を徹底予測!本書では、日本のIT市場を中心に、約20の市場セグメントに分けて、2016年以降を見越した構造変化を予測している。市場成長の重心が、通信等のいわゆる基本的なサービスから、コンテンツやアプリケーション、スマートデバイス(スマートフォン、タブレット端末など)に代表される新世代ハードウェアに急速にシフトし、クラウド等と合わせた新たな機器・サービスの提供へと進展している。スマートフォンの急速な普及にともなうコンテンツ配信やソーシャルメディアといった新たなサービス市場は、急成長を遂げており、市場の構造変化を牽引している。パソコンや従来型のインターネットアクセスは、依然として重要な市場分野であるが、利用者や新たなニーズを先導しているのは、スマートフォン、タブレット端末(電子書籍端末を含む)であり、さらにはこれらをIoT(Internet of Things)や社会インフラが追いかける構図となっている。ITの重心が、利用・使い方へと大きくシフトしていく中で、ヒトと社会とICT(情報通信技術)がより深く親和していく動きを見通すことで、新たな商機を模索することが求められる。本書では、移動体通信市場と固定通信市場を、一つの「ネットワーク市場」としている。その上で、「ネットワーク市場」と連携することで新たな方向性を見いだしつつある「デバイス(機器・端末)市場」、EC(電子商取引)、ペイメント(電子決済・支払い)、広告など「プラットフォーム市場」そして今後成長が期待される「コンテンツ市場」を順に取り上げ、IT市場の現在の評価、今後の動向を明らかにしている。IT市場は、成長と衰退が目まぐるしく入れ替わり、成長機会も大きいが、同時に環境変化など、事業リスクも大きな特性を有する。加えて、海外市場やヒト以外のIoT、社会インフラ連携など、新たなフロンティアをかたち作るための具体的な行動も求められている。市場の見通しを見誤れば、重大な危機に遭遇するリスクも明らかになりつつある。このような市場の見極めや事業戦略の立案に際しての「ナビテーター」となる一冊といえる。

ジャンル
ビジネス
出版社
東洋経済新報社
提供開始日
2015/11/27

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