鴨川食堂

柏井壽

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    京都発! 思い出の「味」、捜します。第一話 鍋焼きうどん―― 一番おいしかったものにもう一度出会うのは難しい。窪山秀治は数年前に妻を亡くし、定年後に新たな伴侶と巡り会った。彼女は秀治の大好物だけうまく作れないという。第二話 ビーフシチュー――プロポーズされたレストランが思い出せない!?師走に入ると、京の都もせわしない。二人の老婦人が、55年の食を求めて看板もない食堂に入っていった。第三話 鯖寿司――おいしさに勝るのは、思い出というスパイス。総理大臣である岩倉友海が探しているのは、50年も前食べさせてもらったおやつがわりの品だった。第四話 とんかつ――“おいしい”の一言を、忘れる料理人はいない。大分でピアノ教師をしている広瀬須也子の元夫は、京都でとんかつ屋を開いていたが、余命三ヶ月だという。第五話 ナポリタン――おいしいものを食べると、泣けてくる。浜松に住む女子大生・美月明日香が探しているのは、祖父が旅行先で食べさせてくれた黄色いスパゲティだった。第六話 肉じゃが――男のソウルフードは、おふくろの味。六本木ヒルズ在住の実業家・伊達久彦は、亡き母が作ってくれた肉じゃがを食べてみたいという。

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    • 2018/04/23匿名
      京都弁と食

      鴨川は川ではありません、説明は最初に出てきます。
      この作者が描く食の表現と京都弁の響きが絶妙です。
      読み易い短編での完結を数篇納められていますあ、一度読み始めると止まらずに一気に読んでしまいます。
      ...

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