切なそうに私を呼ぶ、貴方は誰――？ 「成瀬千珠（なるせちず）様、貴女を当家の晩餐会にご招待いたします」 呉服屋店員・千珠の元に舞い込んだ怪しげな招待状。訪れた館で迎えたのは、褐色の肌をターバンと長衣で包んだ美しい仮面の男だった。きらびやかな屋敷でいつしか眠り込んでしまった千珠は、媚薬の香りで、ナミルと名乗るその男に無理やり抱かれてしまう！ むせ返る甘い香りに包まれながら夜ごと千珠を抱き、「俺を忘れたのか」と囁く男。碧い瞳が忘れていた記憶を呼び覚まして…！？ 異国の皇子と運命の愛☆　灼熱のエキゾチック・ラブロマンス！！