部落解放同盟「糾弾」史 ――メディアと差別表現

部落解放同盟「糾弾」史 ――メディアと差別表現

小林健治

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1922年京都岡崎公会堂で開かれた全国水平社創立大会は、決議第一項で次のように意思表示している。「吾々に対し穢多及び特殊部落民等の言行によって侮辱の意志を表示したる時は徹底的糾弾を為す」。この精神は差別者たちへの抗議・糾弾の中で、全面展開されてきた。糾弾は部落解放運動の生命線である。しかし憎悪をむき出しにした悪質な差別は現在も再生産され続けている。問題は何一つ解決していない。ところが中心になるべき解放同盟中央本部は弱体化している。いったい問題はどこにあるか。反差別運動の再生へ、いま狼煙を上げる。

ジャンル
ビジネス
出版社
筑摩書房
掲載誌/レーベル
ちくま新書
提供開始日
2015/07/03

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