色彩の息子
8

一人きりで目覚めてしまう明け方。私は人の声に触れたくて、知らない誰かに電話をかける。冷たいシーツの上、澄み切った夜明けの青い空気の隙間で溺れてしまわないように――(「顔色の悪い魚」)。色彩が、もし息子たちを生むのなら、五感は、常に心を親にしている。金、赤、青、紫、白、緑、橙、黄、灰、茶、黒、銀。心の中のパレットから選びだした言葉で描きだされた、12色の短編集。

みんなの感想
ジャンル
文芸
出版社
集英社
掲載誌/レーベル
集英社文庫
閉じる
開く
  • 6回使える70%OFFクーポン(上限・条件あり)