「私はうつ」と言いたがる人たち

著:香山リカ

650円(税込)
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    ――ある日の診察室。「私うつ病みたいです。休職したいので、診断書ください!」。この思い込みにまわりは迷惑、ほんとうに苦しんでいる人が泣いている。仕事を休んでリハビリがてらに海外旅行や転職活動に励む「うつ病セレブ」、その穴埋めで必死に働きつづけて心の病になった「うつ病難民」。格差はうつ病にもおよんでいる。安易に診断書が出され、腫れ物に触るかのように右往左往する会社に、同僚たちはシラケぎみ。はたして本人にとっても、この風潮は望ましいことなのか? 新しいタイプのうつ病が広がるなか、ほんとうに苦しんでいる患者には理解や援助の手が行き渡らず、一方でうつ病と言えばなんでも許される社会。その不自然な構造と心理を読み解く。

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    レビュー

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    • 2019/06/02Posted by ブクログ

      精神的な病気は、どう診断されているのか?を知れました。具体的な事例も書いてあり、納得する内容が多かったです。本当の「うつ病」がどれほど辛い病気なのか?を知る手立てにもなりました。

    • 2018/11/18Posted by ブクログ

      この本を手に取った理由は、部下に元うつ病
      患者がいるから。

      詳細は控えるが、彼に関してワタシが相当な
      時間と労力をかけているのは紛れもない事実。

      本書の中には、その彼にぴったり当てはまる ...

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    • 2018/01/10Posted by ブクログ

      うつ病という言葉が膾炙した中で、意識的・無意識に、それを患うことによる疾病利得を求める人々がいる一方、組織や社会の中で、そうした病気への適切な治療をとることが許されず、追い込まれている人々がいる問題を...

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