りそなの会計士はなぜ死んだのか

山口敦雄

550円(税込)

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    りそなの会計士はなぜ死んだのか2003年4月、りそな銀行を担当していた朝日監査法人の会計士が自殺した。経済誌「エコノミスト」記者の著者はその事実をいち早く知り、スクープした。その直後、りそなは実質国有化への道を歩む。朝日監査法人が決算直前、新日本監査法人との共同監査を降りていた事実も明らかになった。著者は会計士の死、監査辞退、りそなショックという一連の流れを整理することで、会計士が死を選んだ真相を探る。死後、メディアの多くは「厳格査定を貫こうとした会計士に対し、りそな側と監査法人上層部が結託して反発したことへの抗議の自殺」と解釈した。だが、実は自殺した会計士をリーダーとする監査チームは、繰り延べ税金資産を一定年数認めるなど、むしろ「甘め」に見積もることで、りそなを救おうとしていた。しかし、リスクとリターンをはかりにかけた経営判断として監査法人上層部はその考えを否認、共同監査を降りることを決定した。現場の交渉役である会計士は、極度の疲労の上に徒労感、虚無感に襲われ、死を選んだと著者は分析する。会計士の死、朝日の共同監査辞退は新日本監査法人の監査姿勢に影響を及ぼしたと著者は見る。関係者の死の真実を丹念に追うことで、「りそなショック」の本質を浮かび上がらせている。

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