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週刊エコノミスト編集部/秋本裕子/富田俊基/上川孝夫/石見徹/増田義郎/井口泰/武田尚子/保坂俊司/磯淵猛/池尾愛子/今井賢一/川北稔
「歴史は繰り返す」と言います。だからこそ、現代の問題を解く鍵を、我々は歴史に求めます。喫緊の課題でいえば、ウクライナ問題は国際秩序にどんな影響を及ぼしていくのか、経済格差や急速な高齢化問題を抱える中国で経済発展は続くのか、という疑問があります。こうした問いへのヒントが、古今東西の歴史の中に眠ってます。川北稔・大阪大学名誉教授は週刊エコノミスト編集部のインタビューに答えて、こう述べています。「歴史学とは過去の学問ではなく、本質的には未来学である」と。週刊エコノミストebooks「世界史に学ぶ経済vol2」の本書は、2012年6月19日号の特集「世界史で学ぶ経済」を電子版化したものです。国債、恐慌、通貨、金、宗教の現代的課題を歴史に学んでいます。本書の主な内容は以下のとおりです。Part1歴史に求める危機の処方箋【国債】国債は民主主義の健全性を映す【恐慌】恐慌伝播のルートはいつも同じ【通貨】貿易・金融の中心が基軸通貨にPart2宗教、金、移民と経済【金】経済の価値尺度となった金本位制【移民】表面化する多文化主義への反動【宗教】欧州危機で明らかになった倫理観の差■特別インタビュー歴史の中のいま・今井賢一「世界はまだ近代を終えていない。「マルチスカラー」分析でやり直せ・川北稔「日本は欧米に追いついたのではなく、東アジア世界システムの先頭にいた」
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