日本の特別地域 特別編集61 これでいいのか 山形県

日本の特別地域 特別編集61 これでいいのか 山形県

編:岡島慎二 編:土屋幸仁

838円(税込)
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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。東北地方を縦に分断している奥羽山脈。その西側の山形県と秋田県は「裏東北」といわれ、東北きっての大都会・仙台を中心にした「表東北」と比べて、「裏」のほうはさすがに地味……。秋田はまだしも山形は周囲の8割強を高い山に囲まれ、今でこそ太平洋側からの横断道が整備されてきたものの、東北の中で隔絶されていた「秘境県」だった。県内は村山、最上、置賜、庄内の4つの地域に分かれているが、出羽山地によって内陸部(村山、最上、置賜)と沿岸部(庄内)が隔絶され、内陸部では盆地ごとに異なる生活圏が形成されている。山形は昔、多くの藩や幕領が複雑に交錯していたから、強烈な地域間対立こそないものの、住民の文化・気質が地域によって違う。それゆえ、小さな地域を強引にひとまとめにしようとした平成の大合併が不調に終わったのも当然といえる。そんな閉鎖と分断の国・山形は、東北の風土特有の貧困に悩まされ続けた。昭和40年代の山形県民の富裕度は全国最低レベルで、多くの出稼ぎ者を生み出し、残された者たちもコツコツと働いた。そうした時代を経て、交通網の発達、再開発、企業誘致、巨大商業施設の建設などで生活レベルは上向いた。今や山形は「豊穣の地」と称されるほど。けど、ホントのところはどーなのよ!?本誌では、保守的な山形の旧社会と伝統的な山形人にスポットを当て、各地の問題点を浮き彫りにし、新旧が混濁する現代の山形社会の深遠に切り込んだ。山形の真実の姿とは何なのか?これからじっくりと解き明かしていこう。

ジャンル
趣味・実用
出版社
マイクロマガジン社
掲載誌/レーベル
日本の特別地域
提供開始日
2014/09/19
ページ数
148ページ

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