素敵なロマンス Vol.12

素敵なロマンス Vol.12

聖バレンタインの夜、ドラマチックに雪は積もって、きっとちょうど良い寒さなんだと思う。抱き合う相手がいるのなら。残念ながら僕には誰もいないのだが。だからと言って母さん、誰でもいいって訳じゃないんだ。なんで失業中の僕に見合いさせようとするかな。僕にだって好きな人くらいはいるんだ。そんな時、ヒールを片方だけ拾った。これは6階のあの女性の靴だ。間違いない。声をかけた事さえ無いけれど、コートの裾からのぞいた綺麗な足に似合ってた。「これ貴女の落とし物じゃあ」「まあ、ありがとう。探していたの。お礼にお茶でもいかが?」なんて想像しながら行ってみたら、中から男の声が!? そうだよな、あんな綺麗な人がこんな日に1人でいる訳…って男!?

ジャンル
女性マンガ誌
出版社
秋水社ORIGINAL
掲載誌/レーベル
素敵なロマンス
提供開始日
2016/01/15
ページ数
217ページ

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