グローバル資本主義の中の渋沢栄一―合本キャピタリズムとモラル

グローバル資本主義の中の渋沢栄一―合本キャピタリズムとモラル

リーマンショック以降、市場原理に信頼を置く「英米型資本主義」に対する信頼が大きく揺らいでいる。21世紀のグローバルな時代に必要な「新しい資本主義」の概念が求められている。それには、500の企業、600の社会貢献事業に関与し、近代の日本の産業の父と称された渋沢栄一が示した「合本(がっぽん)主義」にヒントを求めることができる。合本主義とは、公益を追求するという使命や目的を達成するのに最も適した人材と資本を集め、事業を推進させるという考え方である。道徳と経済の一致や、適度の競争を重視するなど、社会との調和を保ちながらの経済思想であり、その思想が世界的にも注目され始めている。本書は日英米仏の著名な経営学者・歴史家が集結し、合本主義について論じた研究成果である。著者は、パトリック・フリデンソン(フランス社会科学高等研究院名誉教授)、ジャネット・ハンター(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授)、ジェフリー・ジョーンズ(ハーバード・ビジネススクール教授)、橘川武郎、田中一弘(ともに一橋大学教授)、島田昌和(文京学院大学教授)、宮本又郎(大阪大学名誉教授)、木村昌人(渋沢栄一記念財団研究部部長)。【主な内容】第1章渋沢栄一による合本主義島田昌和第2章道徳経済合一説田中一弘第3章官民の関係と境界パトリック・フリデンソン第4章「見える手」による資本主義宮本又郎第5章公正な手段で富を得るジャネット・ハンター第6章グローバル社会における渋沢栄一の商業道徳観木村昌人第7章世界的視野における合本主義ジェフリー・ジョーンズ第8章資本主義観の再構築と渋沢栄一の合本主義橘川武郎

ジャンル
ビジネス
出版社
東洋経済新報社
提供開始日
2014/9/5

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