残像

三浦綾子

825円(税込)

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    愛なくばすべてはむなしきものを――人間はなぜ欲望の前に自らを喪失するのだろうか。憎み合う無軌道で冷酷な兄と気弱な世間体を気に病む父、その間にたって心をいためる清純な弘子……冷たい隙間風の吹く家族を描きわけて人間の愛憎と家庭の崩壊をあらわす問題作。

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    レビュー

    • 2006/12/03Posted by ブクログ

      三浦綾子に多い、原罪をテーマにした小説。
      彼女の本を読む度に、はっと気付かされる。

      どんなに自分が正しいと思っても、自分が間違っているってなる見方が必ずあって、その見方がどいうものかはなかなか分...

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    • 2007/01/27Posted by ブクログ

      性を妊娠させて自殺に追いやった長兄、体面を気にする教育者の父、小心な母。暗い家庭に弘子の悩みは深い…。醜悪な人間像を描きながら愛することの重みを切々と語りかける。

    • 2019/12/03Posted by ブクログ

      うーん、なんなんだろう、この後味の悪さ。栄介のありあまる所業の悪さなのか、治の執拗な復讐心なのか。「人間はすべて、罪を犯す可能性を多分に持って生きている存在」ということが主題なのかもしれないけど、読ん...

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