ふるえる指は、あまい

色づく音は、きみのせい。一生続く退屈を紛らわすため、つかの間の刺激を求める日々を過ごしていた本城千鳥。しかし、具合が悪くなったところを助けてくれた甘木千早との出会いによって、千鳥の日常は大きな変化を見せる。どんな男に触られようと感じたことのない高揚感と緊張感。いつだって心を落ち着かせてくれるピアノを叩く指がどうしようもなく震えるのは、きっと、恋に落ちてしまったから――。いくつもの想いがきらきらと響きあう純度の高い恋のおはなし、一冊に。

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本作品には、一部過激な表現・描写が含まれていますので、ご購入はご自身の判断と責任において行ってください。