
まったくさっぱりちっとも売れないSF作家・湯浅のもとに、昔の担当編集者から電話がかかってくる。「えっとぉ、ライトノベル、書けますか?」。生活に困っていた湯浅は、書ける見込みもないのに一も二もなく承諾。そして打ち合わせの日、指定された喫茶店へと赴くと、なんとそこはコテコテのメイド喫茶だった……。メイドに囚われ、四苦八苦しながらライトノベルらしきものを書き進めていく小説家の姿を、個性派SF作家の北野勇作がシュール&コミカルに描く。メイドの絶対領域とシュレディンガーの猫の関係とは?
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